放射線治療を始める前に、私の非浸潤性小葉癌の経過観察について、
もう1回確認しておきたかったので、外来を受診して質問しまくってきました。
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▼今の私の状況、こんな感じですか?▼
・切ったところの端っこに、たまたま非浸潤性小葉癌があった
・例えば、追加の手術をしたとしても、別の非浸潤性小葉癌があるかもしれない?
・非浸潤性小葉癌の状態なら、今のところ大丈夫
・いつかは浸潤性小葉癌になる(のかな? )
(結構な年月を経過しないと浸潤癌にならない)
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「だいたいあってます」
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◆本当に経過観察でいいの?
私はもともと浸潤性小葉癌があった人なので、
新しい非浸潤性小葉癌さんよりも、浸潤性になるリスクは高そうな気がします。
そんな人でもガイドラインに沿って考えるものなの?
(ガイドラインは新規の非浸潤性小葉癌さん向け、というわけではないの?)
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「ほんとに経過観察いいのかな?心配です」
「いいですよ。それがもし気になるなら、手術としては乳房切除になります。
追加の手術をしても、別の非浸潤性小葉癌があるかもしれない。無いっていう保証がないから。
するのなら全部取るべきですが、今のところ、取る必要はないと思います。
12年の追跡で、数パーセント浸潤癌になる、かもって。でも、それでも経過観察っていうのがNCCNのガイドライン」
「それはね、その、新しい・・・?」
「その背景は書いてないから・・・。原本読んでないからわかりませんけど」
原本読んでないんかーい
いちいちそんなん読まへんのん?
そんなもんなん?
「今回は放射線をあてるんでね。
ちなみに非浸潤性乳管癌の場合になりますが、非浸潤性乳管癌が残った状態とわかってて放射線をあてた場合は、
浸潤癌が出る確率は5分の1になります。放っといたら50%が浸潤癌に再発するけど、放射線をあてると10%になるという有名な論文があります。
放射線をあてることによって5分の1になります、リスクは。
手術はさらに、3%。
非浸潤性小葉癌に対しては、どのくらい放射線がきくのか、わかりませんが、少なくとも悪い影響はないしね。
そのままでいいと思います。浸潤癌になるには相当時間かかるし、何にもならない人の方が多いから。
9割くらいならない、なーんにも」
「だから私が気になってるのは、それは新しい非浸潤性小葉癌の人なのか・・・。
私はもともと(浸潤性小葉癌が)あった人やから、それ(ガイドライン)にあてはめて考えいいのかな?っていうのも気になってます」
「もとの浸潤性小葉癌とは連続性がないからね。連続性があれば同一病変として見ていくけど。
連続性がないから、同じ病変じゃないからね」
「それはなんていうか、体質とかは考えないんですか? 病変を1個1個で考えて・・・?」
「逆にね、乳がんがある人は乳がんになりやすい体質だから、胸を全部取りますかっていうのと一緒・・・じゃないでしょ?
少なくとも体質を考えて乳房全部取りましょうっていうガイドラインはどこにもないからね。
結構な年月を経過しないと浸潤癌にならないし、浸潤癌になったとしても、すごく割合は低い」
「いや、だから私が言ってるのは←ちょっとプチギレ
私はもともと浸潤性小葉癌があった人やから、普通の非浸潤性小葉癌の人より、浸潤癌になる確率が高そうな気がするけど、
そういう人でも、ガイドラインに沿って考えるものなの?それが気になってるんですよ」
「今回あった非浸潤性小葉癌と浸潤性小葉癌は連続性がないので、同一病変とは見ません」
「それが、新しい非浸潤性小葉癌さんと、私みたいな浸潤性小葉癌があった人でも一緒に考える、そういうもんなんですか?」
「それはもうわからない、それ以上は」
私が言いたかったのは・・・
連続性のない病変でも
同一病変じゃなくても
浸潤性小葉癌の病変があったのも私やし
非浸潤性小葉癌の病変があったのも私。
私の体の中っていう同一体内にあったやんか
っていうのを私は言いたかったのですが、上手く言えませんでした・・・
「家族歴」とか言うけど、家族歴どころか「本人歴」やん?
西洋医学は局所を診て
東洋医学は全体を診るっていうところの
所以なのかな?
言いたくても、伝えたくても
上手く言葉に表せないことって
ほんとにありますねー
もどかしぃー
モヤモヤした感じー
で、コミュニケーションって
ほんとに大事
コミュニケーション能力も
ほんっとに大事
忙しいのに、いつも気長につきあってくれる主治医先生には、ほんとーに感謝しています。
ありがとうございます。なかなかいないと思う、こんな先生。
話は変わりますが、
先日ちょっと具合が悪くなった母につきあって、病院に行ったとき、の
診察時間は、ほんの3分くらい
救急車で行こうか?というくらい、ちょっと大変な感じやったのに
診察時間は、ほんの3分くらい。
私「あれでええのん?」
母「まぁ、あんなもんちゃう?」
フツーってそんなもんなんかなー?ってビックリしました。
私は今の主治医先生に担当してもらえて良かった。
主治医先生に改めて「ありがとう」です。
(↓話、戻ります↓)
「もともと非浸潤性小葉癌って、そんなに見つかるものじゃないんですよ。通常ではわからなかったけど、今回、偶然見つかったんでね」
乳がん手術後の病理診断で、
(たまたま)見つかった非浸潤性小葉癌の
経過観察について、
納得はできないまま、です。
1週間考えましたが・・・、考えを整理してみたのですが・・・、
腑に落ちず・・・、スッキリしない気持ち。
手術でがんが無くなって、
気持ち的にスッキリするハズやったのにぃ・・・。
質問をしに、もう1回外来受診に行ったけど、
話の途中、ちょっと私がプチギレしてしまい、
なんとなく「これ以上話をしてもダメかも?」と、感じてしまった・・・。
ごめんね!主治医先生!!
が、仕方ないか・・・。
いつも忙しそうやもんなぁ、乳腺外来って。
(看護士さん曰く「先生の外来の日は、お昼も食べ(させ)てない」って言ってたし)
今までほんとうに気長に、
いやな顔ひとつせず、
私の話に根気よーく、辛抱づよーく、つき合ってくれたと思うもん、
ほんとに。
ついつい私も、
そんな人のいい先生に甘えて、期待し過ぎてしまっていたのかも・・・。
ごめんね、先生(^_^.)
帰りに廊下で、外科のB先生を見つけた。
主治医先生(執刀医)と一緒に、私の手術をしてくれた先生です。
B先生お一人だったので、ちょっと立ち話をすることができた。
「どうですか?」
「おかげさまでー。
・・・でもねー、非浸潤性小葉癌が見つかってしまったんですー」
「あー・・・、
なんか聞きました」
「なんかね、
最初にがん告知を受けたときと同じくらいショックで・・・」
「そらーそうでしょう、わかりますよ」
(しみじみモード)
(B先生すきーーー)←心の声
「手術はすごく順調で、やったのに、それが残念ですよねぇ・・・」
「じゅんじゅんさんの温存手術は、
ほんとに、どこに出してもいいくらいの出来ですからね」
「ほんとにありがとうございました」
「症例の写真がいるときは使って下さいね」」
納得のいく治療かぁ・・・
どこかで妥協せなあかんのかなぁ?とか、
どこかで折り合いをつけなあかんのかなぁ?とか思ったり・・・。
みなさんどうしてるんかなぁ?
私が考え過ぎ、なんかなぁ?
こんな性格やから、がんになってしまうんやろか?
癌治療後の経過観察(フォローアップケア):Q&A
[海外癌情報リファレンス]