私の乳がん 浸潤性小葉癌と非浸潤性小葉癌

今回で、入院した回数5回目

毎回、入院のたびに「胸のレントゲンを撮る」と言われる

入院回数を重ね、学習した私は「必要ないのでは？」と思うときは、一応、ねんのために「お断り」してみる

今まで、2回断ってみたら、2回とも受けずに済んだ(ってことは、初めっからいらんかったんちゃうん？)

今回も、先ほど看護士さんから「心電図と胸のレントゲンの検査があります」と言われたので「レントゲン、いらないと思うんですけど、被爆したくないし。先生に聞いてみてもらえますか？」と言ってみた

暫くしてから、
看護士さん「さっきのレントゲンの件、先生がお話しをしに来ますので」
私「レントゲンって、がんとか誘発するんじゃないんですか？私、1月に手術受ける前にも撮ってるし」
看護士さん「(苦笑)先生に聞いてみて下さい。肺炎とかの問題がないか調べるためなので」
私「肺炎とかあったら放射線の治療なんか受けれないでしょ？まぁ、先生に聞いてみます」
看護士さん「(苦苦笑)」


心電図とか、採血、検尿くらいなら、受けてもいいけど、CTとかレントゲンって、がんを誘発しそうなので、極力避けたいし・・・


看護士さんには「すみません、うるさい患者で」と、お詫びしておきました

自分でも「小うるさい」というのは、わかってるのですが、いらんもんは、やっぱりいらん

放射線治療のため、3月30日から4月22日頃まで入院しま～す。

放射線治療の病院の帰り
久しぶりに雨がやんだので、一駅歩くことにした

で、
ふらりと入ったスーパーで、こんなタマゴを見つけた



タイガースといえば、がん友のSさんを思い出す


トラキチだったSさんは
今も天国でタイガースを応援していると思う


「手術受けたくない」って言ってた私に
Sさんは「ちっちゃいうちに早く手術したらいいのに」って言ってくれた


手術、抗がん剤、放射線、肝臓転移の経緯を持つSさんの言葉は
重みが違う
私にとってSさんのその言葉は、すごく大きかった

すごく重みがあった

私がちゃんと手術を受ける気になったのも
Sさんのあの言葉のおかげっていうのが大きかったと思う


Sさんは、自分の方がたいへんやったのに
私のことを思って、そう言ってくれた


乳がんの人って、みんなすごく優しくない？


このブログで初めてコメントをくれたうりれおさんも
「小さいうちに見つかって良かったね」って


ご自分の方がたいへんやったりするのに
人の心配してくれて・・・


乳がんの人、治療中の人、
もっと自分のこと、最優先にしてあげて欲しいと
私は密かに思っています

「乳がん手術後、何も治療しないとどうなるの？」
って聞かれたので、考えてみた


自分自身も、そのことについては
ものすごく考えたから

手術後、無治療やったらどうなんやろう？って


非浸潤性小葉癌が見つかる前の私は
普通のステージ1で、
なおかつ、病理検査も低リスクだったので、
無治療の場合でも、
アジュバント！オンラインでは85％くらいの無再発率やし・・・
（主治医先生も、それくらいって言ってたし）

ってことは、
体に負担をかけて、
無駄な治療を受けることになるやん・・・とか
それこそ二次癌を誘発するようなことになったら・・・とか
ちっちゃいガンが残っていたとしても、
それがガンになるとは限らへんよね・・・とか


後日、手術後の病理検査結果で
非浸潤性小葉癌も見つかってしまったので

普通のステージ1より、再発リスクは高いから
積極的に手術後の補助療法を受ける気になったけど


それが無かったら、
迷ってたと思うなぁ・・・



例えば、
患者が私じゃなくて、
私の家族やったら、どうするやろう？
どういう選択を薦めるかなぁ？って考えてみると・・・

やっぱり、
標準治療の放射線治療とホルモン治療を薦める・・・かなぁ・・・


放射線治療は、標準の25回でいいとして

ホルモン治療は5年って言われてるけど
「とりあえず1年で止めてもいいやん？」くらいの感じで


こちら→市民公開講座：がんになったあなたや家族が今できることで、乳がん手術後の補助療法について、
わかりやすく説明されていらっしゃいますので、
引用させていただきます



[質問]
再発率は、手術後30％とみるが、
それを3％まで下げるため、
ホルモン療法を5年間続ける必要ありとされ
それを実行中。

放射線療法を完了し、
次いでなお、5ヵ年にわたる内分泌療法を宣言されているが、
それぞれ何のために（どんな効果を期待し）するのか？

[答え]
医師はがん患者さんの最優先事項は
がんが治ること（＝癌で死なないこと）であるとの前提で、
その目標が達成される可能性の
少しでも高い治療を推奨します。

たとえ3%であっても
しっかりとした臨床試験で証明された
強固な科学的根拠に基づくものであれば
よりよい治療法の方をお勧めします。

患者さんとして
その3%に意味を見いだすならば
やはり少々の副作用は我慢して
治療を続けなさい
ということになりましょう。

逆に、治療による副作用の結果
たった3%では割に合わないと感じるのであれば、
ご自分の意思として
その治療をやめることは自由だと思います。

がんの術後補助療法というのは、
患者さん個人レベルでは、
はたして効いたのかどうかはわかりません。

（再発がなかったとして、それは、治療によって、
身体のどこかに潜んでいた癌細胞が死滅したから
再発がなかったのか、
それとも、
もともと身体には癌細胞など潜んでいなかったのか
神様以外には知る術もありません）

なので視覚的な指標は存在しないのです。

治療の目標は
「5(10）年経過を見たが、乳癌の再発は結局起こらなかった」
という時に達成されます。

5(10)年経たないとわからないのです。

今日は金曜日

今週の放射線治療、終了

あー、やれやれ・・・

ものすごい「よーがんばった感」



たった1週間でこんな気分やったら
25回終了したときには、すごい達成感があるような気がする


25回終わった暁には
「卒業証書」みたいなもん、出して欲しいと思います・・・


放射線治療室の待ち合いロビーの様子は
けっこうみなさん、普通な感じなので
安心した・・・

癌々した感じやったらどうしよう・・・って心配してたけど
そういうのは一切なく、
ほんとに普通の外来って感じ

良かった・・・



それにしても、すごく眠くなる・・・


行き帰りの電車はもちろん
家に帰ってからも、すごく眠い・・・



今週は花冷えで肌寒く、
こたつに入るとなかなか出れないし、
心地いーい眠気が・・・


あぁ、こんなグータラでいいのん？私・・・と思いながら、
なんかめっちゃ幸せ・・・

乳がんの治療費や病院代をクレジットカードで支払い
貯まったポイントでホームベーカリーを購入


「型落ち」のため楽天で9,600円！（送料込）

待望の全粒粉パンを焼いて
おいしくいただきました



まだホームベーカリー初心者なので
レシピ通り、強力粉140g：全粒粉140gの割合で焼きましたが

も少し慣れたら、
全粒粉の割合を増やして挑戦しようと思います


上田まり子さんのレシピ本も買いました

全粒粉のせいか、食べてるときも「ずっしり感」があり、
腹持ちもいいような・・・


朝ごはん（7時頃）に、このパンと果物を食べて
病院への往復と治療で約4時間

お昼過ぎになっても、
まだあんまり「お腹すいた感」がありません


栄養面はもちろん
強力粉と全粒粉は有機JASのものを選んでいるので
安心感でも大満足です


強力粉と天然酵母（白神こだま酵母）と全粒粉

▼本日の病院代▼
再診料
放射線治療（5／25回目）
合計：4,230円

最近の私のイライラっぷりはスサマジイもので、
「いったい何様ですか？」ってくらいエラソーで
なおかつ
とんがっている感じ

まだホルモン治療も始めてないのに
こんなんでホルモン剤を飲み始めたら
どうなるんやろ？
逆に穏やかな私になってくれたらいいけど・・・


電車で騒ぐ子供にイラッとして「チッ」って舌打ちしたり
独り言のフリして「ウルサイ」と聞こえるように言ってみたり


当然、そんな自分に嫌気もさしていたのですが


原因は「ホルモンバランスのせい」かも？

過剰なエストロゲンはいらいらと集中できない状態を引き起こす
って、本に書いてました



乳がんになってしまったくらいなので
「ホルモンバランスの崩れ」ってのは
全然あり得る話やんな、と

納得できた部分もあり、ちょっと安心


「別に、私がおかしいってわけじゃなかってんや、
ホルモンバランスのせいなんや・・・」と


原因がハッキリ（？）すると
気持ちも結構スッキリし
「なーんや、そーやったんかー、じゃぁ、しゃーないなー」って
ある意味ちょっと「開き直り」みたいな


イライラ状態のときは、
イライラしてしまう自分に嫌気がさして、
やのに、どうしていいのかもわからなくて、

「私、オカシイ？何か精神的な疾患？
情緒不安定とか心の病気とか？」と心配にもなり


一人でいるとイライラすることもないので、
なるべく人に会わないように
なるべく外に出ないように

誘われたりしても事情を話して断って

そんな感じで過ごしたり


今日も朝から早速イラッとすることがあったのですが
「私が悪いんじゃない。
これはホルモンバランスのせい」って思うと
自分への嫌気とか自己嫌悪がマシになったような・・・
これからはこの手でいこう

▼本日のお支払い▼
再診料
放射線治療（4／25回目）
合計：4,230円