「乳がん手術後、何も治療しないとどうなるの?」
って聞かれたので、考えてみた
自分自身も、そのことについては
ものすごく考えたから
手術後、無治療やったらどうなんやろう?って
非浸潤性小葉癌が見つかる前の私は
普通のステージ1で、
なおかつ、
病理検査も低リスクだったので、
無治療の場合でも、
アジュバント!オンラインでは
85%くらいの無再発率やし・・・
(主治医先生も、それくらいって言ってたし)ってことは、
体に負担をかけて、
無駄な治療を受けることになるやん・・・とか
それこそ二次癌を誘発するようなことになったら・・・とか
ちっちゃいガンが残っていたとしても、
それがガンになるとは限らへんよね・・・とか
後日、手術後の病理検査結果で
非浸潤性小葉癌も見つかってしまったので
普通のステージ1より、再発リスクは高いから
積極的に手術後の補助療法を受ける気になったけど
それが無かったら、
迷ってたと思うなぁ・・・
例えば、
患者が私じゃなくて、
私の家族やったら、どうするやろう?
どういう選択を薦めるかなぁ?って考えてみると・・・
やっぱり、
標準治療の放射線治療とホルモン治療を薦める・・・かなぁ・・・
放射線治療は、標準の25回でいいとして
ホルモン治療は5年って言われてるけど
「とりあえず1年で止めてもいいやん?」くらいの感じで
こちら→
市民公開講座:がんになったあなたや家族が今できることで、乳がん手術後の補助療法について、
わかりやすく説明されていらっしゃいますので、
引用させていただきます
[質問]
再発率は、手術後30%とみるが、
それを3%まで下げるため、
ホルモン療法を5年間続ける必要ありとされ
それを実行中。
放射線療法を完了し、
次いでなお、5ヵ年にわたる内分泌療法を宣言されているが、
それぞれ何のために(どんな効果を期待し)するのか?
[答え]
医師はがん患者さんの最優先事項は
がんが治ること(=癌で死なないこと)であるとの前提で、
その目標が達成される可能性の
少しでも高い治療を推奨します。
たとえ3%であっても
しっかりとした臨床試験で証明された
強固な科学的根拠に基づくものであれば
よりよい治療法の方をお勧めします。
患者さんとして
その3%に意味を見いだすならば
やはり少々の副作用は我慢して
治療を続けなさい
ということになりましょう。
逆に、治療による副作用の結果
たった3%では割に合わないと感じるのであれば、
ご自分の意思として
その治療をやめることは自由だと思います。
がんの術後補助療法というのは、
患者さん個人レベルでは、
はたして効いたのかどうかはわかりません。
(再発がなかったとして、それは、治療によって、
身体のどこかに潜んでいた癌細胞が死滅したから
再発がなかったのか、
それとも、
もともと身体には癌細胞など潜んでいなかったのか
神様以外には知る術もありません)
なので視覚的な指標は存在しないのです。
治療の目標は
「5(10)年経過を見たが、乳癌の再発は結局起こらなかった」
という時に達成されます。
5(10)年経たないとわからないのです。
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