ハイパーサーミア(温熱療法)は効いていたのか?
私、手術前に、ハイパーサーミア(温熱療法)の治療を18回受けていたのですが、
結局のところ、効いていたのかどうか「わからない」のですが・・・。
ただ、1つ言えることは
手術前の触診、エコー、胸部造影MRIの諸検査で、残念ながら
主病変のほかに、娘病変も出来ちゃってたんですね。
親分のガンのシコリのほかにも、子分のガンの小さいシコリが
出来てしまってました。
だから、自分で触ったときの手触りも「2個、ある、みたいやなぁ?」
そんな感じの手触りでした。
で、手術後の病理診断のカルテにあるように
主治医先生は「娘病変、あると思うから診ておいて」と、病理医先生に依頼してくれたのですが
病理医先生のお返事は「そういうの無かったみたいよ」。
主治医所見「主病変の外側やや頭側に3mm程度の病変有り、娘病変の可能性も考えています」
病理医所見「daughter lesion(娘病変)を説明できる病変は確認できませんでした」主治医先生は「もう取っちゃったし、気にしなくてもいいんじゃない?」みたいな感じだったので、
先生にツッこんで聞くのは遠慮してしまいましたが、
私としてはやっぱり気になるので、調べていたら、
産業医科大学の温熱療法と温熱化学療法のページによると
画像上、腫瘍が消失した例がないにもかかわらず、腫瘍が顕微鏡的に消失していたという例が32%あるそうなので
私の場合も、そういうのだったのかなぁ?と思っています。
「切り取ったがんの病変を、顕微鏡の検査用に、5mm間隔くらいでスライスしていると思うので
3mm程度の病変なら、その間に入っちゃって、わからない場合もある」主治医先生は、そんなふうにも言っていたので
「
daughter lesion(娘病変)を説明できる病変は確認できませんでした。」は
そういう可能性もあるかもしれないですが
どっちなのかは、わかりません。
治療を受けた私としては
効いていたと思いたいです。
自分が治療を受けるようになってから感じたのですが
がんのこととか、わからないことだらけだと私は思います。
科学的根拠といっても、確率論だと思うので
自分がその「いい方」の確率にあてはまるかどうか
わかりませんもんね、やってみないと。
患者本人にとっては、どんな治療も2分の1、50%の確率なんですよね。
「効く」か「効かない」か、2つに1つ。
やってみないとわからない。でもたぶん大丈夫と思う。でも、もしかしたら効かないかもしれない。とか?
たらかものオンパレード、かも。
決して批判しているわけではなくて
逆に、絶対効く、絶対大丈夫って言う方が、怪しすぎるし信用できないし、警戒するし仕方ないのかな?と
ネガティブな意味の仕方ない、でもなくて
そういうのも含めて、受け入れないと仕方ないじゃん、みたいな。
先生方って、言い切ることって、しないし。
そういうのも含めた積み重ねで、主治医との信頼関係を築いていったり、
治療への理解とか納得とか深めたり
先生方は最善のことを提供してくれてて
私は、その恩恵を受けさせてもらえているんだなと思います。
そのことに感謝しないと。
今までの歴史の中で、患者さんが参加してくれた臨床試験とか治験、
先生方の研究とかの積み重ねがあるから
今、私が治療を受けれているねんなと思うと
私も何か協力しないと、と思います。
そうそう。
話しは変わりますが、ペプチドワクチンのお話し、聞いてきます。
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