「女性ホルモンを計りたい」と言い出したのは私自身で
虫の知らせ、とでも言うのでしょうか?
チーム小葉癌のえみいさんから聞いてた
「ゆるやかな閉経?私もそうかも?」と、なんとなーく気になって・・・。
自分の心の声?直感とか、インスピレーションとか、そういうの。
「一応、ねんのために女性ホルモン測っとこ」
そう思って、主治医先生に自己申告しました。
「年齢的に閉経って事は先ず無いと思うけど、いいよ。測っとこか」と
サクサクと気持ちよーく聞き入れてくれた主治医先生。
で、その結果の数値をみて、主治医先生は不審に思ったのでしょう。
ゾラデックスの保留、TAM休薬
(←拒否したし) 、婦人科受診
(←拒否したけど) を
指示してくれました。
「E2がこんなに(341.8)多いと、TAMだけではちょっと・・・」そう聞いたときは『えー、そーなんー?』と思いましたが、
「治療上有効な血中濃度」というのがあるそうです。
(E2増加の原因は、通常1個のはずの卵胞が3個もあるから。で、卵胞が3個に増えた原因は私の場合おそらくTAM)(前の記事の「TAM投与、高E2血症」によると)TAMはE2のエストロゲンレセプターへの結合を競合的に阻害するが,
その結合能はE2の約0.7%-1%と報告されているおそらく、このことだったんですね。
てっきり無制限に、数限りなく効いてくれると思ってましたが、
効くどころか私の場合、逆効果だったようですねぇ・・・。
さらに詳しく、
ノルバデックスのインタビューフォーム(17~18ページ)には
エストロゲンレセプターとの結合能:
摘出ヒト乳癌組織におけるエストロゲンレセプターとの結合能は、
エストラジオールの約0.7%である。
治療上有効な血中濃度:
閉経前婦人の排卵期のエストラジオールの正常値は146~240pg/mL とされており、
タモキシフェンのエストロゲンレセプターへの結合能より推察して、
この約10~500 倍の血中濃度が必要とされている。
外国のデータでは、
女性乳癌患者にタモキシフェン10mg/m2 を1日2回連続経口投与した場合、
有効例では定常状態の血中濃度は150ng/mL 以上であった。
ノルバデックスのインタビューフォーム(13ページ)によると
女性性器障害の副作用「無月経」が「69%」も・・・。
69%といえば、結構な数字ですよねぇ・・・。
生理が止まっても「副作用だから仕方ないか」と軽く考えず
(私がそうでした。むしろ「生理がない=排卵がない=エストロゲンが出ない=良い」と思ってました)一応ねんのために、E2測定してほしいと私は思います。
私みたいなことにならないように
(前の記事の「TAM投与、高E2血症」を参考に)タモキシフェンによる有効な治療を行うためには
投与経過中のE2の測定,コンプライアンスのチェックなどの注意が必要である.TAM単独治療の方は、↑これ↑がいいと思います。さらに
閉経前乳癌に対するホルモン療法の
閉経状況を把握する性ホルモンの測定には
E2値は性周期の時期により著明に変動するため、
FSH値とLH値を参考にすることと、
E2のone point測定だけで閉経レベル判定することを避けるとあります。
(性周期=卵胞期、排卵期、黄体期、月経期)
測る時期によって、変わってくるのでしょうかね?
もっと言ったら、
E2だけじゃなく、治療上有効な血中濃度に達しているのか「タモキシフェン(エンドキシフェン)血中濃度の測定」もして欲しいし(保険適用か否か不明ですが)
もっともっと言ったら、
ガイドライン(NCCN)に「閉経前TAM単独治療の場合は、女性ホルモン値をモニタリングすること」とか、ひとこと書いてくれてたら、私も注意してたのに。
ノルバデックスのインタビューフォームも、ちゃちゃっと書き直してほしいです。
と、私は思います。