「術中迅速病理診断は?」今回は出しません。理由は、じゅんじゅんさんのがんのタイプは、浸潤性小葉癌といって、パラパラパラ広がるタイプです。
術中迅速病理は、最終病理とは違うやり方で、急いで凍らすだけでプレパラートを作ります。だから診断が甘くなります。
で、パラパラパラしたがんは、まず普通、術中迅速病理ではわかりません。
今回は浸潤性小葉癌だから、迅速病理は予定してません。
「して欲しいって言ってもダメなんですか?」いいですよ。当日、病理の先生にお願いしてみます。
でも、浸潤性小葉癌っていうのは、あんまりアテにはなりません。
過大評価することは無いんだけど。例えば、がんじゃないのに、がんだって言われることもあるんですよ、術中迅速病理っていうのは。
今回それは無いと思うんだけど、逆に残ってても、術中迅速では、がんは無いですよって言われることは、結構あります。
なんでかというと、浸潤性小葉癌は、がんがパラパラパラパラ、塊りのあるタイプじゃないんでね。
明日、朝一番で相談しときます。技術的には全然出せるんでね。
「やってもあんまり意味が無いっていうこと?」と思います。明らかに残すことは、まず無いしね。
「でも、ダメかもしれないんでしょ?」うん、まぁ、それは病理の先生だから、ダメとは言わないと思います。明日の朝一番で相談してみるからね。
「で、それで、端っこにがんがあるか無いかで、追加切除とかしていくんかな?って思ってたんですよ」あーーー・・・。浸潤性小葉癌の場合は、パラパラっとやからね、あんまりわからんからねぇ・・・。