手術を受けるとなると、
気になること、心配なこと、確認しておきたいことが
色々と出てくる!出てくる!!
まず「黄体期に乳がんの手術をすると予後が良いらしい」について
聞いてみた。
主治医先生は「出処のはっきりとした文献」の話じゃないと
取り合ってくれないので、ネットからプリントアウトしたものを持参する。
ちなみに、
「医師は、日本語の文献より英語の文献の方がありがたがる傾向がある」というのを
星野仁彦医師の本で読んだので、英語のモノを持っていった。
そしたらやっぱり、先生の食いつき、良かったです(^^)
「この病院でいちばん早く手術のできる日は?」
「僕が担当するのであれば1月16日。他の先生にお願いするのであれば、もうちょっと早くできますけど。手術自体はね、難しいもんじゃないからね、乳がんの手術っていうのは」
「でね、先生、知ってる?
乳がんの手術の日と黄体期が、予後に関係があるかも?みたいなん。
手術の日を、黄体期にお願いできたらな・・・と思って・・・
いかがでしょうか?」
「それは難しいなぁ、手術の日にちが先に決まってるからねぇ、その通りなってくれたらいいけど」
「はい、これ」
(↓印刷物を渡して読んでもらう↓)
Effect of menstrual phase on surgical treatment of breast cancer.
Timing of surgery during menstrual cycle and survival of premenopausal women with operable breast cancer.
Timing of breast cancer excision during the menstrual cycle influences duration of disease-free survival.
Menstrual cycle and timing of breast surgery in premenopausal node-positive breast cancer: results of the International Breast Cancer Study Group (IBCSG) Trial VI.
「私としてはそんなん読んだら、黄体期に手術できたらな、と思って」
「どうなんやろう?16日。排卵した後っていうことやね」
「うーん、そもそも、生理は周期的にちゃんとあるん?そこが問題やけど。それがバラバラやったら・・・」
「何日周期ですか?だいたい」
「だいたい?30日くらい。プラス,マイナス5くらい・・・」
「結構幅があるねぇ・・・。これはちょっと約束ができんなぁぁぁ。ちなみに前回、いつから始まりましたか?」
「前回は、11月4日。次のはまだ」
「(苦笑)これはちょっと難しいかもしれん。順調にきたら黄体期に入りそうやけどね」
「でもぉ、ちょっと約束はできん」
「そうなんだぁ」
「ちょっと約束はできませんねぇ、これは。うーん・・・ちょっと難しいと思うようぉ」
「結果的に黄体期にできることはあるかもしれんけど、黄体期を狙ってっていうのは、ちょっと難しいと思うねぇぇぇ」
「ふーん」
「ちょっと難しいねぇ。で、黄体期じゃないから手術しません言うたら、そこの手術があいてしまうからね」
「なるべく協力はしてあげたいんやけど・・・。結果的に黄体期には出来るかもしれないけどね」
「いいんじゃなーいですか。ここにもまぁ書いてますけど、こんな話はいっぱいありますよ」
「ほんとに?」
「うんうん、食べ物とか、ビタミンEの話とか、胃薬の話とかも、色々ある。ベータカロチンの話とか」
「まぁ一般的には、黄体期に手術をしないとダメよっていう話は、ないもんねぇ、一般的にはねぇ。そういう話もあるからねー、くらいの」
「で、これ、話がすすんでない、んですよね。やっぱり、あまりびっくりするほどのことじゃないし。その証拠に、みんなが注目するものは、新しいペーパーがどんどん出てくるんですよ。でも、これは古い、でしょ?進んでないんですよ。世界中の専門家は、あまり大したことじゃないと思ってるから、これ以上すすんでない。これ、もう10年進んでない。一番新しいのが98年やから、少なくとも11年間、根拠になるほどのものは、出てないもんねぇ。僕も一生懸命調べたことはないけど、絶対じゃないと思う」
「気持ち、ね」
「だからまぁ、結果的に黄体期に手術ができるかも、しれないですけどね」
いま考えてみると、
こんな話しにも、いちいち付き合ってくれた先生・・・。
ほんとにありがとうございます・・・。