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私の乳がん 浸潤性小葉癌と非浸潤性小葉癌

 浸潤性小葉癌の健やかな予後と非浸潤性小葉癌の穏やかな経過観察 * Laugh & Health * 

じゅんじゅん(1968.申)大阪
手術時41歳
浸潤性小葉癌(1期)手術→放射線→TAM→&リュープリン(+ゾメタ)→TAM(単独)&非浸潤性小葉癌の経過観察中 このブログはあくまでも私個人の経験に基づく感想です
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2024.04.26 (Fri)
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感想:市民のためのがん治療の会

講演会~高精度放射線治療とペプチドワクチン療法の拓く新しいがん医療~に行ってきました。

血管内治療の先生、放射線治療の先生、ペプチドワクチンの先生、
3名の先生方の講演会だったのですが、
どの先生も「患者のことをしっかり考えてくれそうな先生」
そういう印象で、希望の持てる内容でした。



放射線治療 呉隆進先生 (都島放射線科クリニック

再発・転移してしまったときに、
一般的ながん治療の先生が
「照射した量が、既にいっぱいまであてているから、もう無理。放射線治療はできない」と
言われても、諦めないで。
微調整(みたいなこと?)が出来る例もあるから、まだ治療できる例もあります。
でも、そういう治療法を知らない先生もいらっしゃるので、
そういう先生に「もう無理」とか、言われてしまう患者さんがいるので、気の毒です、
というふうなこともおっしゃっていました。



専門外の治療については、疎いところもあるんだと思います・・・
私の前の主治医先生も、ハイパーサーミア(温熱療法)が、保険適応ってこと、
ご存知なかったし・・・

専門外の治療については、最新の治療法や詳しい適応まで
ご存知ないんでしょうねぇ・・・

やっぱり患者自身も勉強しておかないと・・・



血管内治療 堀信一先生 (ゲートタワーIGTクリニック

「やっても無駄」とか、他の先生に悪口みたいなことを言われ続けていますが、
「標準治療じゃないけど、こんな治療方もあります、こんな奏功例もあります」とか
手を替え品を替え、治療を試みてくれる姿勢みたいな

話しを聞いていて、そういう姿勢が伺えました。



主治医が患者に

「やっても意味がない」とか「無駄」とか
そういう類のことを言うの、
どうかと思うんですよねー・・・

「もうなす術がない」と落胆するより
「まだ受けれる治療がある」
「治療を受けれている」の方が、希望が持てるやん・・・

医師的には「意味ない。無駄」と思うようなことでも
患者にしてみれば、たとえメンタル面だけのことやとしても
じゅうぶん意味のあることやと思うし

だから医師は、「やっても意味がない」とか「無駄」とか
言ったらあかんと思うねんけど・・・



ペプチドワクチン 中村祐輔先生 (中村祐輔先生インタビュー中村祐輔先生研究室

もともとは外科の先生で
今は基礎医学分野の研究をしているというご経歴
というのが、先ず意外で・・・

なぜそういうふうになったのかというと、

外科の臨床医をしているときに
患者さんを看取り、ご家族の方もがんで亡くされ
そういう経験を重ねていくうちに
「効く人と効かない人がいるんのはどうして?」
「人によって副作用が違うのはどうして?」
とか、そういう疑問が大きくなり、研究をするようになったとおっしゃっていたのが
印象的でした。






ご講演が終わってから中村先生に質問。
「乳がんポンの手術が終わって、今、ホルモン治療中なんですけど、
ペプチドワクチンの治療、受けれますか?」
「適応外です」
「臨床試験でも?」
「すみません。気持ちはわかるんですが・・・。まだそこまで・・・」
と、おっしゃって下さり、
なんか、いい先生やなーと思いました。

勝手に不躾な質問をしている私に「すみません」と
お詫びの言葉を言ってくれたり
「気持ちはわかるんですが・・・」って、そのひと言が、なんとなーく嬉しかったです。


たぶん、3名の先生方は、
がん難民を無くしたい、無くそう、
そういう思いを強く持ってらっしゃる先生方なんだなと、
お話しを伺っていて、そういうふうに感じました

標準治療の水準を高める先生もいれば
標準治療以外の治療を研究する先生もいるんですよね
( ↑ アヤシイ医師もいるでしょうが、3名の先生方は保険診療の治療や、臨床試験、臨床研究という形で治療を行っている先生方です)

標準治療したけど効かない、という患者さんもいるのですから
後者の先生方にも、是非がんばっていただきたいと思います

ただ、講演を伺っていて、思いました・・・
後者の先生方は、業界では風当たりとか強いんやろうなぁ・・・と。
(「意味ないとか、悪口言われ続けてる」と、おっしゃっていたので)

だからよけいにがんばって欲しいです!


標準治療として認められるようになるまで時間がかかるから
「今の標準治療」じゃないけど、「将来の標準治療」になってるかも・・・

今、標準治療とされている治療法は、
言い換えれば、そしてちょっと悪く言えば、
古いと言えるのかもしれません
みたいなこともおっしゃっていました


ただ、その分、歴史もあるし、実績もあるし、
何より安心感がありますよね・・・

私は手術のときに、内視鏡手術の選択肢もありましたが
やっぱり従来からある普通の手術法を選びました

理由は、まだ内視鏡手術の長期の予後というのが出ていなかったし
「ほんとに大丈夫?内視鏡で取り切れるの?」と思ったからです。

当時の主治医先生の見解は
「そういうふうに見なしています」みたいな、ビミョーな言い方やったし・・・


選べる選択肢があるのは
ありがたいことです。

その選択肢の中から選ぶのは、
主治医先生じゃなく、私自身なんですよね。

ありがとうございます
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2010.08.08 (Sun)
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Comment(2)

コメント

新着コメント
有意義な時間だったね!
そんな先生ばっかりならいいのにねぇ。
必要な時に必要な人が使えればいいのに。
ドラッグラグとか、あってはいけないよね!
国民を守れなくて何が国家だよ!って言いたい。
kottsuさん、ペプチドワクチン効くといいねぇ。
ポコ
編集
URL
2010.08.12 (Thu) 10:33:34
Re:新着コメント
kottsuさんの先生が講演会の中村先生なら、
ほんとにお優しそうな先生でした・・・。
中村先生のお話を伺っていて、
「なんで?どうして?」って疑問を持つのって
大切やなぁと思ったよ。
そういう疑問から、医学とか発展していくのかなぁ?って。
管理人じゅんじゅん
2010.08.12 14:38
新着コメント
こんにちは

たった一言で患者は救われますよね~
いい先生ばかりならいいのにね。
ドラックラグが1日いや1時間でも早く解消されることを願っています。
Kottsuさんペプチドワクチンが効きますように。。。
ごめちゃん
編集
URL
2010.08.12 (Thu) 11:29:31
Re:新着コメント
「気持ちはわかるんですが・・・」って
先生のそのひと言のおかげで、距離がグッと縮まったような
そんなふうに感じたよ。
Kottsuさんへのお祈りパワー、みんなで祈り続けよね。
管理人じゅんじゅん
2010.08.12 14:45
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