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Breast,right,outer quadrants(CD),partial resection:
-invasive carcinoma,mixed lobular and ductal.
・modified Scarff-Bloom-Richardson grade:Grade-Ⅰ(3-1-1).
・ER status(IHC):positive(100%).
・PR status(IHC):positive(100%).
・HER2 status(IHC):negative(score 0).
・Ki-67 labeling index:<5%.
-Lobular carcinoma in situ(LCIS),focal.
[Glass-slide consultation]
Ki-67というのは、ERやHer2(免疫染色法)と同じように、がんの組織標本を特殊染色するもので、細胞周期(一つの細胞が二つに割れる過程 M->G1->S->G2->Mと回る)の細胞分裂をしている細胞(主にG1)が染色されます。
通常プレパラート上の100ないし1000個の細胞を数えて、染色された細胞の数を100分率で表します。
Ki-67が染まった細胞が多いということは、分裂している細胞が多い=増殖スピードが早いと解釈されます。
今年(2009年)のSt,GallenのConferenceで取り上げられてspot lightが当たりました。
測定の精度等、まだ問題の多い検査法ではありますが、ER, PR, Her2に次ぐ、癌の個性を調べる指標の一つとして期待されています。
しかし、保険で認められている検査ではないので、どこの病院でもできるという検査ではなく、できたとしても研究として測定することになります。
術前化学療法の場合は、ER、PR、Her2等と同じで、術前の針生検か生検の標本があれば測定可能です。(文責:清水)乳癌インフォメーション from Doctors 相談室より引用乳癌;新しい病型分類と分子標的薬剤の使い方:コンセンサス癌治療
「乳癌を Basallike,Luminal A,Luminal B,HER2 diseaseの4型に分類するのが一般的である」早期乳がんの遺伝子検査を使っての新しい治療選択:BCnetwork注目されるKi67は、リスク因子としては時期尚早か PR