「実はね」
「なにぃ?」
いやな予感・・・。
「もうちょっと詳しく調べてました。通常の染色方法では陰性でしたが、免疫染色という方法では、ちっこーいがんが、がんとすべきものがありそうだと。実はね、そういうのがありました。大きさはトータルで4mmぐらいの大きさ。で、そういうがん細胞がりますが、どういうことかというと、偶然、横にもう1個あるんじゃないかな、と。で、乳管の中にあるんで、非浸潤性小葉癌というタイプにります。NCCNのガイドラインでは、経過観察です。浸潤性小葉癌っていうのが、じゅんじゅんさんのがんのタイプですけど、広がりがわかりにくくて、ポツポツと飛んでる事があるというのが特色で、昔は全部乳房切除してましたが、今は温存手術をする施設もたくさんあります。じゅんじゅんさんのがんの場合は、ポツポツとあってもいい」
「よくないけど」
「ビックリすることじゃない。今回、偶然一箇所、非浸潤性小葉癌がわかったけど、
別のところにもあるかもしれなし、それはわからない。
今わかってる情報から考えると、追加の手術は全く必要ありません、経過観察で良いとは思うんですよね。
今日、改めて話しているところは簡単に言うと経過観察で良いと思います。で、一番最初のがんの話に戻って・・・」
「そこまでの話をまとめたい。紙と鉛筆かして下さい」